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HEMMI計算尺 No.90 スタジア目盛付

戦前・戦中の HEMMI計算尺 No.90 スタジア目盛付です。「スタジア」が一般的なようなのでこの記事では「スタジア」と記載しますが、追記で参照している「逸見式計算尺使用法解説」では、本文中では「スタヂヤ」、付録の定価表では「スタヂア」と記載されています。

表面から。Type Aカーソルが付いています。カーソルの刻印は上に 「*"SUN"*」 下に 「HEMMI」 と非常に簡単なものです。

HEMMI No.90 表

尺度は、固定尺上に、L、D、滑尺表に、M1、M2、C、固定尺下に、D、A です。M1尺、M2尺をスタジア計算に使うようです。C尺、D尺には赤でオーバーレンジの目盛が刻まれています。

HEMMI No.90 滑尺下、滑尺裏
(滑尺裏面の写真は合成しています。)

滑尺下には刻印はなく、滑尺裏には、S、S&T、T の三角関数関係の尺度があります。

HEMMI No.90 裏

換算表は残念ながら失われています。生産国を示す刻印はなく、輸出ができなくなった頃のものかと推測します。

No.90 の特徴として、固定尺の下側側面には、K尺 と 逆目盛の IA尺 が付いています。

Hemmi No.90 側面

本来であれば、側面カーソルも付いているのですが、私が入手したものは残念ながら側面カーソルが欠損していました。
折れた部分の断面を見ると透明セルロイドのカーソルが付いていたようです。


今回入手した計算尺には、使用法説明書は付いていませんでしたが、以前入手した「逸見式計算尺使用法解説」に「スタヂヤ目盛附計算尺使用法」として独立した章があり使い方が説明されています。

下記に尺度を示す図を引用します。

使用法解説第四十四圖

「スタジア」っていう言葉自体わからなかったのですが、測量に関係するようです。使用法解説によれば、「スタヂヤ目盛(M1)(M2)の使用法」として、「此の目盛はスタヂヤより得たる「読み」及び角度より直ちに所要の高低差及び水平距離を計算する為に使用せらるるものにして、、、」と説明されています。(原文は旧字、旧仮名。)

スタジア測量については、インターネットで検索するといろいろと出てきますので興味のある方は調べてみてください。

側面に付いている K尺 は、立方および立方根の計算に使用します。IA尺(逆A目盛)は、A尺 と合わせて反数を求めるのに使うようです。A尺 に、右端「カーソル」線を合わせて、IA尺 を読みます。

使用法解説に 12.5 の逆数、0.08 を求める例が出ています。

使用法解説第四十七圖
  1. 2014/08/23(土) 00:02:31|
  2. 計算尺
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