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独逸ゼーハーゼ式計算尺

久しぶりの計算尺の記事です。

製造元はどこか不明なのですが、紙とプラスチック(セルロイド?)で製造された計算尺を入手しました。同時に入手した使用法説明書によれば、「独逸ゼーハーゼ式計算尺」というもののようです。

実は、まとめてオークションに出されていた複数の計算尺のなかの1本で、他の計算尺のうち2本の尺が欲しくて競り落としたものでした。ところが、紙とプラスチックの計算尺は初めてでしたし、なかなか興味深い構造でしたのでまずこちらを紹介することにしました。

Seehase 1

ご覧のように、裏面には何もありません。

Seehase 2


同時に入手した使用法説明書はA4より一回り大きい一枚のペラで片面印刷でした。同時に落札した別の計算尺のケースの内側に張り付くように巻かれて入っていました。まるで、その計算尺の緩衝材として入れられているような状況でかなり傷んでおりばらばらになりそうでした。指では取り出すことができず、ピンセットを使って引っ張り出し、皺を伸ばし、データ保存のためスキャンしました。

下記は使用法説明書の冒頭部分ですが、左上の部分が大きくかけているのがお分かりになると思います。

Seehase Manual 冒頭

使われている漢字は旧字体ですが、「小学校卒業程度」(原本は旧字体)と書かれていたり、一体いつ頃のものなのでしょうか。

付属のサックは、厚紙に布を貼り付けただけの非常に簡単なもので、しかも片側は完全に裂けていました。

Seehase 3

写真の下側が裂けている側なのですが、この部分は厚紙の合わせ目で、それを単に布で覆い、さらに黒い接着剤のようなもの(写真でも黒く見えます)を塗って補強しただけのように見えます。(この黒い部分は元々の所有者が補強したのかもしれません。)このあたりからも、物資が豊富ではなかった時代の製品ではないかと思います。

ところで、「ゼーハーゼ」ってなんなんだろうと思ったのですが、滑尺部分に「PATENT Dr. Ing Seehase」と印刷されており、たしかドイツ語はSの音(さ行の音)が濁るので、これを日本語表記して、「ゼーハーゼ」と気づきました。人名のようです。

尺度は、A、B、C、D の4つのみ、滑尺の裏には尺度はありません。

Seehase 尺度

構造は、簡単で、上下の固定尺を裏板でつなぎ、全体をプラスチックの板で覆い、プラスチックと裏板の間にできた空間を使って滑尺を移動させるような仕組みになっています。プラスチックの両端は丸く膨らませてあります。インターネットで検索した結果では、この辺りの構造が、Dr. Ing Seehaseの特許のようです。カーソルも同様にプラスチックで作られています。

Seehase 3
  1. 2014/04/09(水) 01:06:36|
  2. 計算尺
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